STM32でNUTTXを使ってみる

RAMLOGの利用


前回、デバック時に使用するSYSLOG Interfacesを紹介しましたが、syslogの出力先をRAMLOGに変更することができます。
syslogの出力先をRAMLOGに変更しておけば、好きなタイミングでsyslogの内容を確認する事ができます。
以下の手順はusbnshの環境でも、nshの環境でも同じです。
まず以下の手順でsyslog表示で使用するdmesgコマンドを追加します。








このメニューでsyslogとして使用するRAMLOGのバッファーサイズを指定できます。
余り大きくするとRAM領域を消費します。


ここまで設定したらひたすらExitで抜けます。
新しい[.config]を使ってファームウェアをビルドし、新しいファームウェアをマイコンに書き込みます。
nshに接続するとdmesgコマンドが追加されています。




前回と同じ手順でsyslog_testのアプリを追加します。
syslogの引数で実行すると以下のコードを実行します。
    printf("Hello, World!!\n");
    syslog(LOG_ERR,"[LOG_ERR] syslog\n");
    syslog(LOG_WARNING,"[LOG_WARNING] syslog\n");
    syslog(LOG_NOTICE,"[LOG_NOTICE] syslog\n");
    syslog(LOG_INFO,"[LOG_INFO] syslog\n");
    syslog(LOG_DEBUG,"[LOG_DEBUG] syslog\n");

syslogの出力先はRAMLOGになります。
dmesgコマンドでRAMLOGに記録されているログを見ることができます。




以下のメニューでsetlogmaskコマンドを追加します。


setlogmaskコマンドで出力するログレベルを選ぶことができます。




APIの使い方に間違いがあるかもしれません。
こ ちらのドキュメントで確認してください。

ファームの書き込み方法と、nshへの接続方法はこちらに紹介しています。
STM32F4 Discovery
STM32F3 Discovery
STM32F103RB Nucleo
STM32F103 BluePill/BlackPill
STM32F103 VEボード
STM32F407 VGボード

続く...