GPIOでUSBをON/OFFする
3V小型リレー編
前回は、「USBポート付き
充電用電池BOX」を使って、GPIOでUSB電源のON/OFFのやり方を紹介しましたが、
今回は3V駆動の小型リレーを使ったUSB電源のON/OFFのやり方を紹介します。
使用したリレーはOMRONの3V小型リレーG6L-1Pで
す。
データシートの見方が間違っていなければDC24V 1AまでのON/OFFを行うことができます。
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今回は信号ラインもきちんと接続していますので
USBカメラ、USBメモリー、USBディスクなどをON/OFFすることができます。
なお、USBメスコネクターの基盤への取り付けですが、写真の様に基盤の穴を少し広げてやるだけで、
カンタンに取り付けることができます。
全体はこんな感じです。
GND、Data-、Data+は直結で、+5VのラインだけをリレーでON/OFFしています。
データシートによるとリレーコイルの定格は3V 60mAです。
Raspberry PiのGPIOは16mA程度しか電流を流せないので、トランジスタで3.3Vをスイッチングしています。
こちらの資料による
と3.3Vから流せる電流は、最大50mAとなっていますが、こちらの資料ではモデルB+以
降は500mAを流しても安全みたいです。
メカニカルリレー制御なので、GPIOをON/OFFするたびに、カチカチと音がします。
USBの信号ラインがクロスするので、0オーム抵抗(ジャンパー抵抗)で線をまたいでいます。
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リレー部分の回路は以下のようになります。

次回はMOSFETリレーを使ったUSB電源のON/OFFを紹介する予定です。