TN液晶8セグモジュールを使う(TS119-4)
こちらでTS119を紹介しましたが、今回たまたまTS119-4を入手しましたので紹
介します。
通販でTS174NBLを注文したのですが、届いたのがTS119-4というモデルでした。
大きさはTS119-3/5と同じですがバックライトが実装されていません。
TS119のバックライト無しモデルは通販ページにはないので、珍品と言えます。

左から TS119-3 TS119-4 TS119-5

微妙にパターンが違うのが分かります。
改めて手元のTS119を確認してみるとマーキングの何もないものが混じっていました。

すべて微妙にパターンが違います。
バックライト無しもバックライト付きも、ピン配置は同じです。。
左がTS119(バックライト無し) 右がTS119(バックライト有り)

視野角を確認してみます。
今までの調査で一番視野角が広かったTS206V1と比較してみます。
左がTS206V1 右がTS119(バックライト無し)


TS119(バックライト無し)は怪しいです

この角度でもTS206V1は何とか見えますが、TS119(バックライト無し)は識別不能です。
TS206/TS206V1/TS120/TS119-3/TS119-4/TS119-5/TS5173A/TS174NBL/TS174
/TS215V2/TS125-2V1.0の11種類の液晶8セグモジュールを試しま したが
以下の3グループに集約されます。
グループ内のモジュールはどれも同じソースで動作し、同じ表示パターンです。
@TS206/TS206V1/TS120グループ
ATS119-3/TS119-4/TS119-5/TS5173A/TS174NBL/TS174グループ
BTS125V2/TS125-2V1.0

さて、これらの液晶が本当にお得かどうかというと....
1602LCDが送料込みで250円ぐらいで買えるので微妙なところです。
また、8セグなので数値しか表示することができません。
但し、1602LCDはGPIOが6本とコントラスト調整用の可変抵抗が必要ですが、これらの液晶はGPIOが3本だけで済みます。
GPIOが5本しかないATtiny45/85では、1602LCDを動かすことはできませんが、このモジュールならば問題なく動作します。
うまく配線を取り廻せば、ユニバーサル基盤1枚でセンサーの表示装置が出来上がります。
ATtiny84のピン配置がちょうどよかったので、ブレッドボードで仮組してみました。
ATtiny84の上側右端のIOピンを液晶の制御に使うことで、電源関係のワイヤーだけで済みました。
下側のIOピンは全て自由に使えます。

温度計として定番のBMP280から温度と気圧を取り出して表示してみました。
出来るだけジャンパーワイヤーを使わないことを目的として、ProMiniの上側右端のIOを液晶の制御に、下側右端のIOをBMP280の制御
に使って います。
こちらも、電源関係のワイヤーだけで済みました。1602LCDだとワイヤーはもっと複雑になります。


WeMos D1 Miniを使ってみました。
D1、D3、D4を液晶の制御に使うことで、電源を含めてワイヤーは何も必要ありません。
