8ビットパラレル TFTモジュールの電源制御


今までいくつかパラレルTFTモジュールを紹介してきました。
Arduino UNO用のシールドモジュールには、いずれもLED制御の信号ラインが有りません。
何も表示していないときは電源をOFF(つまり真っ暗)にしたいと考えていました。
そこで、パラレルTFTモジュールの電源制御を紹介します。
モジュールとPiとの接続は以下の様になります。
基本、TFTのGND側をトランジスタで制御するだけですが、それだけだと真っ暗になりません。
少し技が必要です。
TFT RPi/OPi(Pin#) 2SC1815
LCD_RST Pin#7
LCD_CS Pin#3
LCD_RS Pin#5
LCD_WR Pin#26
LCD_RD Pin#28
LCD_D0 Pin#29
LCD_D1 Pin#31
LCD_D2 Pin#33
LCD_D3 Pin#35
LCD_D4 Pin#37
LCD_D5 Pin#32
LCD_D6 Pin#36
LCD_D7 Pin#38
5V 5V(*1)
3.3V 3.3V(*1)
GND
Collector

GND Emitter

GPIOxx(*2) Base

(*1)レギュレータが実装されていれば5V駆動、実装されていなければ3.3V駆動です。
(*2)使っていないピンなら何でも構いません。

トランジスタのBaseはGPIOxxに直結です。
GPIOxx(Base)をOFFにするとTFTへの電源供給がOFFになりますが、まだぼんやりと光っています。
調べてみると、D0からD7のピンが(不完全な)GNDとなるようです。
そこで、以下の様にWiringPiのGPIOコマンドを使って、D0からD7をONにすると、完全に真っ暗になります。
#!/bin/bash
#set -x

pullup() {
  gpio mode $1 out
  gpio write $1 on
}

pullup 21
pullup 22
pullup 23
pullup 24
pullup 25
pullup 26
pullup 27
pullup 28

続く....