OrangePi-ZEROを使ってみる

USB OTG Consoleデバイス

こ ちらにUSB OTG(USB On-The-Go)コンソールデバイスを有効にする方法が紹介されています。

「if you are connected to a computer via USB through the OTG port, a serial port will appear which will allow you to access the console without having to have a usb/serial converter.」
って書いてあります。

直訳すると
もしあなたがOTGポートを通してUSBをコンピュータに接続しているならば、usb/シリアルコンバーターを使わずに、コンソールとして使える シリアルポートが出現する

まじ!!!って思って、ZEROの設定を確認すると、どうもUSB OTGコンソールデバイスは有効になっているようです。
そこで、WindowsPCのデバイスマネージャーを立ち上げて、(保険のために)デバッグポート(UART0)にusb/シリアルコンバーター をつなぎ、
今まで電源入力だけのために使っていたマイクロUSBポートをWindowsPCのUSBポートに入れてみました。

なんとブート完了で、デバイスマネージャーに新しいシリアルデバイスが出現しました。(下のCOM20)


恐る恐るTeraTermでCOM20を使ってログインすると...ログインできました!!
デバイスはttyGS0と表示されています。


なんでこんな便利なこと、誰も教えてくれなかったんでしょう。
ちなみにUSBポートはWindowsPC本体のポートを使いましたが、セルフパワーのUSB-HUB経由では
電源が不足するのか起動途中で止まってしまいました。
電源関係のしっかりしたセルフパワーのUSB-HUBならば起動できると思います。
試すときはデバッグポート(UART0)にusb/シリアルコンバータをつないで、様子を見ながら試した方がいいです。

gettyがtty1(UART0のデバッグポート)とttyGS0(USBポート)の2つで動いています。


ZEROではg_serialというドライバーが追加されています。
このドライバーがUSB OTG シリアルドライバーです。


先ほどの紹介ページに「Nothing else even comes close」って書いてありました。
直訳すると「近くに寄れるものなどない」、要するに「恐るべし....Armbian....」とかって意味でしょうか

続く
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