LinkIt Smart 7688を使ってみる
MediaTek Cloud Sandbox
MediaTek Cloud SandboxはMediaTekが公開しているIOT関連のツールです。
MediaTek Cloud
SandboxからLinkItのGPIOを操作したり、LinkItのGPIOの状態をモニターできるみたいです。
こ
ちらにLinkIt用のチュートリアルが公開されています。
チラ見しましたがMediaTekのサーバーとはSocket(MQTT)で通信するみたいです。
そのうちきちんと試してみたいと思います。
LinkItをいろいろいじってみましたが、全体的な感想としてドキュメント/資料が非常に充実しています。
fritzingのパーツ図まで公式ページに公開されているのには驚きました。
困ったときは、MediaTek LinkIt Smart 7688 Developer's Guideを読めば何とかなります。
OpenWrtはとにかく軽いです。
もともとルーター用のOSなので、サーバー用の機能は削られていますが、このボードをサーバーとして使うことはないでしょう。
mraaライブラリはネットに公開されている情報が少ないので、少し苦労するかもしれません。
SPIの挙動に謎な部分が有ります。
UPMはインストールされているバージョンが古いのか、動かないデバイスが有りますが、
mraaライブラリでゴリゴリ書けば何とかなるでしょう。
標準ではC言語をサポートしていませんが、Python+PIPが動くのでそれほど問題になりません。
ボードそのものは非常に安定して動きます。
フリーズやいきなり再起動することは一度もありませんでした。
長時間動かしましたが、ヒートシンクはほんのり暖かくなる程度で、問題なく素手で持てます。
ボードの位置づけとしては、RaspberryPiやOrangePiの様な、何でもできるフルスペックのボードコンピューターと、
ESP32やSTM32の様なハイパフォーマンスのマイコンとの中間に位置するような感じです。