ブラウザーでSqliteを操作する


Sqliteは簡単に使えるDBですがクラサバではないので、ネットワーク超しに使うことができません。
こちらにSQLiteをブラウ ザーから操作するアプリケーションが公開されています。
データの追加、参照だけでなく、新規テーブルの作成もサポートしています。

最初に以下のコマンドで空白のデータベース(example.db)を作成します。
$ sqlite3
SQLite version 3.31.1 2020-01-27 19:55:54
Enter ".help" for usage hints.
Connected to a transient in-memory database.
Use ".open FILENAME" to reopen on a persistent database.
sqlite> .open --new example.db
sqlite> .exit

$ ls -l ./example.db
-rw-r--r-- 1 nop nop 0  1月 25 11:06 ./example.db

次に以下のコマンドでpipとsqlite-webをインストールします。
$ sudo apt install python3-pip python3-setuptools

$ python3 -m pip -V
pip 18.1 from /usr/lib/python3/dist-packages/pip (python 3.7)

$ python3 -m pip install -U pip

$ python3 -m pip -V
pip 20.3.1 from /home/orangepi/.local/lib/python3.7/site-packages/pip (python 3.7)

$ python3 -m pip install sqlite-web

sqlite-webはflaskで開発されているので、リモートマシンからもアクセスできる様に、アドレスは0.0.0.0として起動します。
$ sqlite_web --host 0.0.0.0 ./example.db
 * Serving Flask app 'sqlite_web.sqlite_web'
 * Debug mode: off
WARNING: This is a development server. Do not use it in a production deployment. Use a production WSGI server instead.
 * Running on all addresses (0.0.0.0)
 * Running on http://127.0.0.1:8080
 * Running on http://192.168.10.46:8080
Press CTRL+C to quit

Windowsのブラウザーを開いて、ブラウザーのアドレスバーにhttp://192.168.10.46:8080を指定すると、
空っぽのデータベースが表示されます。


これ以降の操作は非常に直感的で分かり易いです。
新規テーブルの作成は右上のテーブル名欄にテーブル名を入れてCreateボタンを押します。


このスクリーンでStructureボタンを押します。


この画面で+ Add columeを押すとカラムの追加を行うことができます。


この画面ではカラム名とカラムのデータ型を指定し、最後にAdd columeボタンを押します。
これを繰り返して、どんどんカラムを追加していきます。


あっという間にテーブルが出来上がります。
名前の重複を避ける場合は、+ Add indexでインデックスを追加します。


インデックの作成は対象のカラムとユニークにするかどうかを選ぶだけです。


これでインデックス付きのテーブルができましたので、データの追加を行います。


この画面で追加する内容を入力します。


データの検索はこちらから行います。


データの更新、削除はこちらから行います。




非常によくできたプリケーションです。