OrangePi-PCを使ってみる

Armbianのモニターリング

RaspberryにはRPI-Monitorと 呼ばれるモニターツールがあります。
WEBインタフェースでマシンの状態を表示してくれるツールですがArmbianにも移植されています。
インストールは以下の通りです。
結構時間がかかります。
$ sudo armbianmonitor -r
Extracting templates from packages: 100% to 5 minutes. Be patient please
Preconfiguring packages ...

Debian Buster辺りから手順が変わり、以下のエラーが出るようになりました。
どうも標準のリポジトリからrpimonitorが削除されたようです。
$ sudo armbianmonitor -r
Installing RPi-Monitor. This can take up to 5 minutes. Be patient pleaseE: パッ ケージ rpimonitor が見つかりません

Now patching RPi-Monitor to deal correctly with H3
/usr/bin/armbianmonitor: 行 723: /usr/share/rpimonitor/scripts/updatePackagesStatus.pl: そのようなファイルやディレクトリはありません

Now you're able to enjoy RPi-Monitor at http://192.168.10.148:8888

以下の手順で、rpimonitor用のリポジトリを追加することでインストールすることができます。
$ sudo wget http://goo.gl/vewCLL -O /etc/apt/sources.list.d/rpimonitor.list
$ sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com 2C0D3C0F
$ sudo apt update

$ sudo armbianmonitor -r
Installing RPi-Monitor. This can take up to 5 minutes. Be patient please
Preconfiguring packages ...


設定ファイル '/etc/rpimonitor/template/Allwinner_H3_Extended.conf'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
   どうしますか? 以下の選択肢があります:
    Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
    N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
      D     : 両バージョンの差異を表示する
      Z     : 状況を調査するためにシェルを開始する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** Allwinner_H3_Extended.conf (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y
新バージョンの設定ファイル /etc/rpimonitor/template/Allwinner_H3_Extended.conf  をインストールしています ...

設定ファイル '/etc/rpimonitor/template/OrangePi_H3.conf'
 ==> あなたかスクリプトによって設定ファイルが作成されています。
 ==> パッケージメンテナが提供するパッケージにもこのファイルが存在します。
   どうしますか? 以下の選択肢があります:
    Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
    N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
      D     : 両バージョンの差異を表示する
      Z     : 状況を調査するためにシェルを開始する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** OrangePi_H3.conf (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? Y
新バージョンの設定ファイル /etc/rpimonitor/template/OrangePi_H3.conf をインスト ールしています ...
Restarting rpimonitor (via systemctl): rpimonitor.service.
man-db (2.11.2-2) のトリガを処理しています ...
libc-bin (2.36-9+deb12u1) のトリガを処理しています ...


Now patching RPi-Monitor to deal correctly with H3

Now you're able to enjoy RPi-Monitor at http://192.168.10.148:8888

インストール後は、以下の後始末が必要です。
$ sudo rm /etc/apt/sources.list.d/rpimonitor.list

ブラウザーでインストールしたマシンの8888ポートにアクセスすると以下のモニターを表示します。



見た目はきれいですが、同じ情報は全てコマンドで得ることができます。


CPU温度はけっこう高温になります。
ヒートシンクを付けた方がいいです。


続く...