OrangePi-PCを使ってみる
sshを使ったArmbianのインストール
Armbianのログインは幾つか選択肢が有ります。
Armbianは最初からsshによるリモートログインをサポートしていますが、
最初の起動時にはIPアドレスが分からないので、sshでリモートログインすることができません。
別のLinuxマシン(例えばRaspberryPiなど)が必要になりますが、以下の方法でIPアドレスを知ることができます。
今回はRaspberryPiを使いましたが、UbuntoやDebianでも同じ手順です。
OrangePi-PC の電源を入れる前に、「netdiscover」をRaspberryにインストールします。
「netdiscover」はLAN内で利用されているIPアドレスを常時監視して一覧を出力し続けるコマンドで、
こ ちら
で詳しく紹介されています。
「netdiscover」のインストールと起動方法は以下の通りです。
$ sudo apt install netdiscover
$ sudo netdiscover -r 192.168.10.0/24
「netdiscover」を起動してしばらく放置すると以下の画面が表示されます。
ここに表示されているIPアドレスは OrangePi-PC 以外のマシンとなります。
ここまで表示されたら初めて、OrangePi-PC にSD-CARDを入れて、電源を入れます。
なお OrangePi-PC の電源プラグは、EIAJ電圧区分2(通称EIAJ2)規格のプラグなので、
このような変換ケーブル+5V-2AのACアダプターを使うことができます。
OrangePi-PC の電源を入れてしばらくすると、「netdiscover」に新しいIPアドレスが表示されます。
このIPが OrangePi-PC のIPアドレスです。
ここまで分かれば、TeraTermを使ってsshでログインすることができます。
OrangePi-PCのIPアドレスが分かったら、TeraTermを使ってsshでユーザ名=root パスワード=1234でログインします。
最初にrootのパスワードを変更します。(無条件に変更させられます)
訳が分からなくなるのでパスワードは「orangepi」としました。
次に新しいアカウントを作ります。
こちらも訳が分からくなるので「orangepi」のユーザを作ります。
パスワードはもちろん「orangepi」です。
あとはそのままリターンして進みます。
確認入力には「Y」で進みます。
Displayセッティングを変更するかどうか聞いてきますが、sshでログインするので「n」で進みます。
これでようやくユーザ名=orangepi パスワード=orangepi でログインすることができます。