LoLin NodeMCUを使ってみる
ESP8266モジュール(主にESP-12)を利用したDevelopment
Boadはいくつかありますが、今回、LoLinブランドのNodeMCUを入手しましたので紹介します。
こちらで紹介しているWeMosと同じコンセプトの開発ボードです
が、メインチップは ESP-12Eが使われています。
左が「WeMos D1 Mini(互換機)」 右が「LoLin NodeMCU」
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メインチップとしてESP-12Eが使われているので、ESP-12の上側のピンも使われています。
3.3Vへのレギュレータは定番のAMS1117です。
NodeMCUはAmica
とLoLinの製品がありますが、ピン配置に少し違いがあります。
こ
ちらにメーカごとのピンの図があります。
今回入手したのはLoLinの製品で、WeMos D1 miniとのピンの違いは以下の通りです。
|
WeMos
D1 mini
|
Lolin
NodeMCU |
ディジタルIO |
11ピン(*1) |
11ピン(*1*2) |
アナログIO |
1ピン |
1ピン |
3.3V出力 |
1ピン |
3ピン |
5V入力(*3) |
1ピン |
1ピン |
GNDピン |
1ピン |
4ピン |
SDIO I/Fピン |
なし |
あり |
(*1)以下のピンでLチカできることを確認しました
・GPIO_0
・GPIO_1(*4)
・GPIO_2
・GPIO_3(*4)
・GPIO_4
・GPIO_5
・GPIO_12
・GPIO_13
・GPIO_14
・GPIO_15
・GPIO_16
(*2)ESP-12EはGPIO_10も使えます。何度も確認しましたがGPIO_10へ出力しても無視されました。
(*3)ここに5Vを供給すると起動します。USB電源で起動時は4.6から4.7V程度が出力されます。
(*4)GPIO_1/GPIO_3をLチカで使うとシリアル通信ができませんが、スケッチの書き込みはできます。
ESP-12とESP-12Eを見分ける一番簡単な方法はアンテナのパターンの違いです。
最近ESP-12の後継としてESP-12Fが出てきましたが、アンテナパターンはESP-12と同じです。
左がESP-12F、右がESP-12E
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裏面はこんな感じです。
wemos.ccの記載がありますので、wemosの製品でしょうか??
wemosのプロダクトページにもLolinの文字が有ります。
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ちょっと整理すると...
・wemos:
会社名 ホームページはこちら
ホームページにWEMOS is a young Chinese companyと書いてあるので、これは間違いない。
・NodeMCU:
Luaベースのファームウェア、または、そのファームウェアをサポートする開発ボードの名前
ファームウェアのgithubはこちら
・Lolin:
wemosが発売している開発ボードのブランド名??
AliのオフィシャルストアにはLolin D1 mini と WeMos D1 mini lite がある....
・Amica:
Gerwin Janssen氏が開発している開発ボードのブランド名??
こ
ちらに説明が有ります。
Arduino-IDEを使ってスケッチを書き込む手順は、WeMosと全く同じです。
やはり、WeMosと同様に、これだけのスケッチですがコンパイルに90秒程度かかります。
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WeMos用のスケッチがそのまま使えます。
なお、このボードに搭載されているESP-12Eは技術基準適合証明等のマーク(通称技適マーク)が交付されていませんので
あくまでも実験レベルと考えてください。
技適マークが交付されているのは2015年11月時点で、ESP-WROOM-02だけです。
次回はNodeMCUのGPIO機能を紹介します。