LuckFox Pico MiniでUbuntuを使ってみる
PythonからのNetwork通信
LuckFox Pico Miniにはネットワークの機能が有りません。
この様なEthernetデバイスを$3程度で入手することができます。
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Miniボードにはこのデバイスを接続するためのランドが赤枠の場所に準備されていますが、
写真の様に不完全なランドになっていて、はんだ付けしても完全には固定されません。
また、64Mメモリでまともに動くのかどうか怪しいです。
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Miniボードには2組のUARTデバイス(/dev/ttyS3と/dev/ttyS4)が有ります。
一番簡単なのはHC-05/06モジュールを使ったBluetooth通信です。
これらはシリアル通信を無線化するデバイスで、UARTへの入出力をそのまま無線化することができます。
HC05+HC06+送料で$9程度で入手可能ですが、Bluetoothなので1対1の通信となります。
$9を追加するなら、最初からEthernetが付いているPico Proを買った方が安いです。
以下は2024年6月時点のこちらの
オフィシャルサイトでの価格です。
オフィシャルサイトで購入すると、$5.00の送料が掛かります。
送料は一個口あたりの送料で、同時に複数個購入しても$5.00です。
1個だけ購入する場合は、AliExpressの方が安い場合が有ります。
Model |
Memory |
NAND FLASH |
Network |
Price |
Pico
|
64MB |
|
|
$6.99 |
Pico Mini-A
|
64MB |
|
|
$6.99 |
Pico Mini-B
|
64MB |
128MB |
|
$8.99 |
Pico Plus |
64MB |
128MB |
Ethernet |
$9.99 |
Pico Pro |
128MB |
256MB |
Ethernet |
$12.99 |
Pico Max |
256MB |
256MB |
Ethernet |
$14.99 |
PicoボードはUSBポートから給電しますが、VBUSポートからの給電も可能です。
SDKが公開されていますので、SDKを使ってUbuntuをゴニョゴニョとカスタイマイズすれば、
USB-WiFiドングルを使ったWiFi通信ができるかもしれませんが、私には敷居が高いです。
そこで、ESP8266(ESP01)をWiFiモデムとして使うことにしました。
ソースはこちらで公
開しています。
PySerialが動けば、どんなボードでも使えます。
UART通信なのでMQTTのPubとSubが同時に動けないのが残念です。
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