リモコンコンセントで家電をON/OFFする


Rapberryで家電を操作したいと思うのは私だけではないと思います。
ただ、家電は100Vを扱うので、取り扱いに注意が必要です。
そこで、今回リモコンコンセント(OCR-05)を使った家電の操作を紹介します。
リモコンコンセント(OCR-05)は楽天やアマゾンなどで簡単に入手可能です。
この製品は赤外線リモコンを使ってコンセントのON/OFFを行う製品で、リモコンに対応していない家電製品をリモコン対応にすることができま す。




リモコンの学習は以下のページそのままです。発光部分の回路も以下のページそのままです。
Raspberry Pi で赤外線リモコン
リモコンの学習方法が非常に丁寧に書かれています。
一応、学習結果のlircd.confを掲載して置きます。
# Please make this file available to others
# by sending it to <lirc@bartelmus.de>
#
# this config file was automatically generated
# using lirc-0.9.0-pre1(default) on Sat Feb  8 11:39:44 2014
#
# contributed by
#
# brand:                       /home/pi/lircd.conf
# model no. of remote control:
# devices being controlled by this remote:
#

begin remote

  name  OCR05
  bits            8
  flags SPACE_ENC|CONST_LENGTH
  eps            30
  aeps          100

  header       2656  2618
  one           900  1825
  zero          900   789
  ptrail        903
  gap          77791
  toggle_bit_mask 0x0

      begin codes
          ON                       0x3C
          OFF                      0x4B
      end codes

end remote

赤外線発光モジュールはeBayで10個85円で買ったメーカ不明、型番不明のものですが、スペックは以下の通りです。
Vf=1.5-2.2V
If=100mA

赤外線発光モジュールは結構電流を使うので、RaspberryのGPIOでは直接制御できません。
トランジスタを使って制御します。
赤外線発光部の回路図は以下の通りです(手書きですいません)


/boot/config.txtには以下を追加します。
dtoverlay=gpio-ir-tx,gpio_pin=14

lircdを起動した後、以下のコマンドでコンセントのON/OFFを行うことができます。
ただ、送信用赤外線LEDの出力が弱いので、LEDはリモコンコンセントのそばにおく必要があります。
$ irsend SEND_ONCE OCR05 ON
$ irsend SEND_ONCE OCR05 OFF

コタツや扇風機や卓上ランプなど、コンセントの抜き差しでON/OFFができる家電はこれで操作することができるようになります。
ただ、Raspberryと家電が離れてることが多いので変換基盤を作ってみました。
ケーブル延長ボックス

100均のプラケースにケーブル変換基盤を組み込んで、その上に赤外線発光部をテープで取り付けただけです。
ケーブル延長ボックス
全体

これでRaspberryと家電が離れていても大丈夫です。
Aタイプならば安いので、コンセントのそばに専用のマシンを置いてもいいかもしれません。