ESP8266_RTOS_SDK V3を使ってみる

ネットワーク機能


ESP8266_RTOS_SDKにもlwIPがコンポーネン トとして組み込まれています。
できることはesp-open-rtosと同じですが、esp-open-rtosには無いサンプルが含まれています。

examples/protocols/sockets

Socket-APIを使ったtcp/udpのClientとServerのサンプルが一通り揃っています。
APの接続を待ち合わせするコードも大体揃っていて、event_handler()との同期ではEventGroupの機能を使っていま す。 

examples/protocols/mdns

mDNSのresponderが動きます。
mDNSのローカルホスト名はmenuconfigで指定します。デフォルトはesp32-mdnsです。


ビルドして実行すると以下の表示となります。
DHCPから192.168.10.134のアドレスが払い出されています。


Debianホストからpingを打ってみました。
ちゃんとESP8266のIPアドレスが取れます。


ESP8266のGPIO0に付けたボタンを押すと、他のmDNSノードを探します。


ソースを一部変更し、LinkIt Smart 7688のmDNSアドレス(mylinkit.local)を検索してみました。
ちゃんとIPアドレスが取れました。




WiFiを使うサンプルは最初のmake時に、必ずmenuconfigが起動し、APのSSIDとパスワードを指定する必要が有ります。
menuconfigのテキストボックスは、コピペで入力することができないので、結構ウットオシイです。

続く
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