ESP-M1/M2を使ってみる
ESP-M1/M2はこちらのメーカが販売しているESP8285を使っ
たモ ジュールです。
写真の様にESP12よりも一回り小さいモジュールで、ピンピッチは1.5mmなので、ESP12用のピッチ変換基盤が使えません。
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こちらに ESP-M1、ESP-M2のKICADライブラリが公開されていました。
昔のバージョンのフットプリントでGPIO16が出ていません。
DeepSleepからの復帰にはGPIO16が必要なので、GPIO16を追加してピッチ変換基盤を作りました。
左:ESP-M1 右:ESP-M2
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変換基盤の幅はもう少し狭くできたのですが、ESP12の変換基盤の幅に合わせました。
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ピン配置は左が7ピン、右が9ピンと少し変則的です。
GPIOはESP8266と同じです。
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こちらにESP8285のブートモードが公開されています。
ESP8266とはGPIO15の使い方が違いますが、GPIO0によりブートモードが切り替わります。
こ
ちらに製品マニュアル(とてもちゃんとしたマニュアルです)が公開されています。
ESP-M2が実装されているATモデムボードを入手しました。
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ピンアウトは左から
EN(内部PullUp)
VCC(5V)
Gnd
TxD
RxD
IO4
です。
基板上にXC6204B-332(4B2X)
のレギュレータが実装されていて、5V→3.3Vに変換していますが、
XC6204Bは150mAしか流せません。
ESP8266ではなくESP8285なので150mAで大丈夫なのかもしれませんが、ちょっと不安です。
デフォルトで(ものすごく古い)ATファームが書き込まれています。
こ
ちらにAI Thinker版のアーカイブが有りますが、V1.1.1の様です。
EsprssifがATファームをリリースする前は、AI ThinkerがATファームをリリースしていた時期が有りました。
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ファームを自動アップデートしてみましたが、ファームのバージョンが古いのでエラーとなります。
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こちらの
EsprssifのアーカイブからSDK V2.1.0(AT Version1.5)のATファームを落として書き込んでみました。
左のボタンはRESET、右のボタンはGPIO0に繋がっているので、両方のボタンを押して、左、右の順に離すと
FLASH書き込みモードになります。
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アップデートによりSDK V2.2.1(AT Version1.6.2)になります。
ESP01などの8MBitモデルで使える最終ファームです。
これ以降のATファームは8MBitモデルをサポートしていません。
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ENピンは内部でPullUpされているので、一瞬GNDに落とすとリセットします。
5Vで給電できるので、ATMEGAなどと一緒に使うには便利です。
続く...