ESP8266をWifiモデムとして使う
AT-Firmwareの更新(ソフトの準備)
ESP8266のAT-Firmwareの書き込みは、以下で公開されているツールとファームウェアを使います。
Flash Download Tools
http://www.espressif.com/en/support/download/other-tools
AT-Firmware
https://github.com/espressif/ESP8266_NONOS_SDK/tags
AT-Firmwareは(大体)一年毎に更新されます。
ESP-01で使えるFirmwareはv2.2.1までで、これ以降のFirmwareは使えません。
v3以降のFirmwareは、サイズが大きくなり16Mbit(2Mbyte)以上のFLASHを持つモデルしかサポートしていません。
ESP-01で使えるFirmwareはv2.2.1までで、これ以降のFirmwareは使えませんでしたが、v3.0.4で1Mサイズが復活しまし
た。
Flash Download Toolsを起動すると以下のウィンドウが表示されますので、一番上の「ESP8266
DownloadTool」を選びます。

今回、ファームを書き換えるのは8Mbit(1MByte)のESP-01です。
そこで、次のウィンドウでは、AT-Firmwareのアーカイブの中にある「README.md」に従って以下のように設定します。
### Flash size 8Mbit: 512KB+512KB
boot_v1.2+.bin
0x00000
user1.1024.new.2.bin
0x01000
esp_init_data_default.bin 0xfc000
(optional)
blank.bin
0x7e000
& 0xfe000
私はAT-FirmwareをCドライブ直下に置いています。
「README.md」はとっても深い場所にあるので注意してください。
C:\ESP8266_NONOS_SDK-2.x.y\bin\at\README.md
<参考>
「README.md」には16Mbit(2MByte)や32Mbit(4MByte)の設定も記載されていますので、
ESP-12/ESP-13/ESP-WROOM-02などのファームを書き換えるときはそちらの値を使ってください。
なお、こちらで紹介しているようにESP-WROOM-02に
は16Mbit(2MByte)の物と、
32Mbit(4MByte)の物がありますので、事前に確認が必要です。
こ
ちらやこ
ちらのページでもESP-WROOM-02のファームの更新方法が紹介されていますが、
どちらも32Mbit(4MByte)版を対象にした方法です。
binディレクトリには「at」と「at_sdio」のディレクトリが有ります。
「at」はUARTを使用してATコマンドを送信します。
「at_sdio」はSDIOを使用してATコマンドを送信します。
</参考>

ESP-01を書き込みモードに変更し、STARTボタンを押すと、COMポートの設定が間違っていなければファームの書き込みが始まります。
ファームの書き込みに失敗するときはCOMポートを確認してください。

しばらくするとファームの書き込みが完了します。

次回は書き込んだファームの動作確認方法を紹介します。