ESP-07/ESP-07Sを使ってみる
ESP-07にはESP-07/ESP-07Sの2種類が有ります。
左 ESP-07S 右 ESP-07
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同じ変換基盤を使って両者の違いを調べてみました。
なお、ESP-07 ESP-07Sともに、Pin Pitchは2mm(ESP-13やESP-WROOM-02のPin
Pitchは1.5mm)なので、変換基盤へのはんだ付けはらくちんです。
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ESP-07SはESP-07のマイナーチェンジだと思っていましたが、実物を入手して思っていた以上の違いがあることが分かりました。
@ESP-07は1M FLASH、ESP-07Sは4M FLASH
こ
ちらにESP-07S User Manualが公開されていますが、FLASHサイズに関する記載はありません。
そこで、FLASH情報を読み出してみました。
ESP-07のFLASH情報
getFlashChipId=1440E0 getFlashChipSizeByChipId=1048576Bytes[1MBytes]
getFlashChipRealSiz=1048576Bytes[1MBytes]
BergMicroのBG25Q80(1MByte)です。
ESP-07SのFLASH情報
getFlashChipId=1640EF getFlashChipSizeByChipId=4194304Bytes[4MBytes]
getFlashChipRealSiz=4194304Bytes[4MBytes]
WinbondのW25Q32(4MByte)です。
AESP-07Sは内部でENピン=PullUp、GPIO00=PullUp、GPIO15=PullDownされている
こ
ちらのESP-01MのマニュアルにESP-07とESP-07Sの実行時の結線が紹介されています。
確かにESP-07SではEN、GPIO00はPullUpされていて、GPIO15はPullDownされていました。
RSTピンも内部でPullUpされているようですが、試した限りでは、抵抗を使って外部PullUpしたほうが安定して動きます。
@の違いは大きく、ESP-07SはどちらかというとESP-12シリーズ、
特にEN、RST、GPIO00、GPIO15が内部でPullUp/PullDownされているESP-12Sと非常によく似ています。
ピン配置はESP-12シリーズと同じですが、ESP-07Sは外部アンテナを使うことが出来て、アンテナ感度が少しだけいいので、ESP-12
よりもこちらを多用していま す。
ESP-07が実装されているATモデムボードを入手しました。
DIY MOREのESP-07が実装されていて、GPIO0はスライドSWで切り替えできるようになっています。
DIY MOREは最近よく見かけるベンダーでこちらがホーム
ページです。
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ATモデムに特化した製品ですが、初期状態ではオンボードLEDのLチカファームが書き込まれています。
使われているFlashはチップIDが0x146085のPuya SemiconductorのP25Q80H(1M)です。
レギュレータは定番のAMS1117なので、電流不足の心配はないです。